和モダン

「和食文化とおもてなしニューヨークフェア 2009」
主催 ~NPO法人 和食文化とおもてなし促進機構~

 
2009.9.25~26日、「和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009」が開催されました。約2年前より、実行委員となり準備を進めてきました。この祭典をどのようなものに するか、どんな方に参加をして頂くか、実行委員長の青木氏と頭を悩ませたものでし た・・・その上、不況・新型インフルエンザとで当初の予定と随分変わり、更に頭が痛い思いもしました。
 

ニューヨーク ニューヨーク
カーネギーホール カーネギーホール
 
開催場所は、音楽の殿堂「カーネギーホール」!! 大ホールでは邦楽・尺八演奏家、人間国宝の山本邦山先生や琉球舞踊・琉球音楽・民謡・島太鼓・殺陣道・合唱など、大ホールが満員御礼ほどの盛況でした。
 
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
 
私は、大ホール横のバンケットホールの責任者として「茶道」「いけばは」「弁当と器」「藍染と風呂敷」 まさに「おもてなし」の担当でした。 今回、食のテーマである「弁当」のメインテーブルは12名の食卓。テーブルランナーを四国は徳島の藍染・創業明和五年 紺屋九代目・古庄岩吉氏に5メートルの テーブルランナーとナプキン12枚を特注し、文様は「雪笹」・・・特別制作をして頂きました。 その藍染のランナーと弁当は秋田の曲げわっぱを使用し、スタイリッシュな和モダンなコーディネートを考えました。 藍染の紺を生かす様、ランチョンマットは銀糸で織ったもの、漆は越前塗・扇の小皿・銀の瓢の箸置き・藍染(半被)の小物・組みひも・人形のかんざし(べっ甲)など、さりげなく日本らしい小物使いをしてみました。
 
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
 
また、その他に磁器のテーブルコーディネート・・・これは全体をグレーとブラックに、ひとつだけポイントカラーで「朱の花びら皿」を加えています。 器・帯・箸置きのモチーフは全て「竹」でまとめてます。現在、ニューヨーク在住の「相原 勇さん」(和が大好きだそうで会場にきて下さったんです!)彼女はこのコーディネートをすごく気に入ってくれて、このイベント後は勇ちゃんを含め女性6名で素晴らしいセレブなお宅で夜中までワインを飲みあかして大の仲良しになりました・・・(飲めない私は二日酔い・苦笑) 今やメル友です!(ナント、広島出身なんですって!!来年早々広島に帰郷される時遊びに来て頂きます~~)
 
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
 
もうひとつは陶器のコーディネート・・・3つのテーブルコーディネートを全く違うイメージに作りたかったので、陶器は主に織部を使いました。 メインは「台皿」、これは直径40センチ以上あるものですが・・どうしてもこの台皿を使いたくて破損を覚悟で持って行きました。土鍋はワインクーラーにする為に、 これもニューヨーク行き・・・自分のイメージするものは全て持って行き、悔いのないコーディネートをする事を心に決めて結局、段ボール8個持って行きました(苦笑)
 
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
 
今回、NPO法人という事で販売目的ではなかったのですが、「商品を売ってほし い」とホテルまで来て下さったり、最終的には8箱全て持ち帰る事なく、想定外?? に評価して頂き今後ニューヨークでの「愛セレクション」を立ち上げるよう進めて行 きたいと考えています。
 
実際、今回のテーブルコーディネートで人気商品は・・・

1・・・銀糸のマット
2・・・アクリル箸
3・・・アルファベットBox(お重箱)
そして、風呂敷!!でした。
 
風呂敷のデモンストレーションは本当に大・大・大盛況!!30分の予定が、気がつけば2時間デモしていました(汗)大学で、デモしてほしい・・など(英語が喋れない~~汗・汗)ニューヨークで「風 呂敷屋」をしようと思った程、大人気でした!
 
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009
 
今回のイベントの後援「べに花」レストラン・全米80店舗、世界中で展開しているオーナーの今は亡き「ロッキー青木氏」の奥様、恵子さんにはいろいろなアドバイス を頂きとても感謝しています。イベント後のハーバードクラブでのパーティーや、マンハッタンにある超高層マンションでのミーティングなど・・・ニューヨークで輝く日本女性にパワーを頂きました。 また、プライベートシェフをしているYさん!素晴らしいタウンハウスでのワインパーティー。みなさんが「和モダン」のテーブルコーディネートを応援して下さいました。いろいろ大変な思いもしましたが、当に素晴らしい経験と勉強をありがとうございました。みなさんに感謝です!そしてこの成功をもとに、来年の開催地は6月に再びニューヨーク・9月はロンドンに決定しました!! また、2011年3月はモスクワだそうです。世界に日本文化・食文化を「食卓」を通して伝えられる役割が出来ることを心より望んでいます・・・
 

和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009 和食文化とおもてなしニューヨークフェア2009

 
光田 愛 2009.10



KOI  NOBORI  2009 世界の子供の日
「鯉のぼりフェスティバル2009 HIROSHIMAーPARIS」
 

パリ〜エッフェル塔
 
日仏文化センターが2003年に発足した「鯉のぼり・世界の子供の日」が、毎年5月にフランスで 開催されてます。鯉のぼりに平和のメッセージを託して行われている平和交流イベントです。 ユネスコ、在仏日本大使館の後援を得てフランス国内の地方都市参加も増え、賛同都市主体のイベントが 各地で行われる等、広がりを見せてます。第7回目は、日本同時開催地として国際平和都市広島が選ばれました。
「平和とHIROSHIMA」というテーマが決定したことで、「鯉のぼりプロジェクトHIROSHIMA」が結成されました。 また、日仏文化センターでは「広島の文化10選展」を開催し、宮島・茶道・能・工芸・絵・書・酒・食・音楽・写真 の展示をしました。
 
鯉のぼり バリ〜凱旋門
 
私がこのイベントに参加するきっかけになったのは、南仏と広島と往復しながらコーディネーター、通訳ガイドをしている 「堀 泰子さん」に鯉のぼりプロジェクトの実行委員長「七代目 金城一国斉」先生との出会いでした。「漆」好きな私は、もちろん漆芸家の先生は存じてました・・・ 最初は、「和食文化」のコーディネトのアドバイスという事でしたがドンドン話が進むに連れて、「参加」するハメ??に なったんです(笑) ともかく、このお話を聞いて数日でフランス行きですから超バタバタでした・・・ まず、パスポートが5月末で期限切れ予定だったので即、申請へ行きギリギリ間に合いました(汗) 金城先生たちは飛行機の予約が取れてましたが、急な参加の上ゴールデンウィークですよ!まず無理だと思っていましたが なんと!みなさんと同便が全てとれたんです~ これは「行きなさい!!」という事でしょう・・・と思い、嬉野温泉行きをキャンセルしました(苦笑)
 
4月30日~5月8日間の旅です!
 
パリ パリ
  

日仏文化センターでの会場作りは大変でした。まるで大道具さんのよう・・・ 「食文化」のコーディネーターより「空間」コーディネトを任されましたので責任重大です(汗) 日本を出る時に、会場の写真を見せて頂いてましたから何となくですがイメージを作ってたんです。 たくさんの展示の中で、やはり「見せ場」がないといけないのと、「日本の文化」と「広島の文化」をうまく表現すること・・・ ひとつは、5月・鯉なので、花は「あやめ」「菖蒲」「杜若・かきつばた」を使いたい。そう話すと金城先生が、「弟子が漆で杜若を作っている」と。 それをメインに白砂で京風な庭園を「伝統工芸」の展示にしました。 パリに「砂」がなく、探したあげく・・・使用したものは「金魚の砂」なんです~~~ また、モンマルトルでの会場で9mの長い「書」を披露した、山本テルミさんの作品をグランドピアノから自然に流れるように飾り、鍛冶屋・ 岡本友紀さんのランプをともすと壁に蝶が映り、その手前に私のテーブルコーディネートがある・・・この空間が我ながら好きです(笑) 他、会場内にはイラストレーター嶋津まみさん・水墨家 栗田美鶴先生・画家 船田奇岑さん・漆芸 金城一国斉先生などの作品を展示させていただきました。
 
鯉のぼりフェスティバル 鯉のぼりフェスティバル
鯉のぼりフェスティバル 鯉のぼりフェスティバル
 
私は当初、和のコーディネートを展示すると聞いていましたがナント「デモンストレーション」してほしいとのことで、でもフランス人の前でデモしてもどうかしら?? なんて思ってたけど、実際してみるととても反応が良かった!! みなさん、日本文化に興味をかなりお持ちなんだと痛感したほど・・・ 終了して、フランスの女の子が感激してくれて写真を一緒に撮ってくれたり、パリのイケメンたちも「漆」に興味シンシンだった。「デモンストレーション」は大正解でした!私自身も、とっても楽しかった。
 
鯉のぼりフェスティバル2009 鯉のぼりフェスティバル2009鯉のぼりフェスティバル2009 鯉のぼりフェスティバル2009
 
あまり観光はできませんでしたが、同行したクリエーターの方たちとの交流は楽しく、また刺激にも勉強にもなりました。 これをきっかけに「鯉のぼりプロジェクト HIROSHIMA」を盛り上げて行きたいと思います!
 

by 光田 愛